OZmallと弘前シードル工房 kimoriによるコラボ企画、りんごプチグランピングの夕食を古川家がプロデュースしました。
先日、グランピングモニターツアーでもお手伝いしたのですが、今回は本編!一般応募者の方々向けに実施されました。
第1回目が10/8、第2回目が10/15と2週に渡って行われたのですが、その様子を古川家視点でお届けいたします。
1回目はどしゃ降りの中でグランピング
青森の10月は秋雨とともに、どんどん冬が近づいてきます。1回目はその秋雨とゴッツンコ!1日中どしゃ降りが続く中、グランピングは実施されました。
夕食の前にりんご収穫体験など、雨が弱くなったタイミングで行われていたようです。
kimoriではデッキに雨対策が施され、薪ストーブに火が。会場は寒い知らずでぬくぬく。
お客様は全員が女性で年代も様々。会場に到着すると、ハロウィン仕様のディスプレイと並んだ料理に喜びの声が。旅の楽しみに食は欠かせませんよね。
古川家オリジナルとたっぷり地場野菜
古川家が用意した夕食はどちらの回も7品。郷土食も混ぜつつ、古川家ならではのアレンジを入れてお出迎え。
今回の主食はパンです。弘前には多数のパン屋がありますが、その中からグランピング用にチョイス。料理もパンの相性や温度を考慮しつつ用意しました。
モニターツアーの時から人気だった料理は残しつつ、季節の食材で今だけの味を取り入れています。
料理のセッティングはマミィとぴよも一緒に。説明は会場に残ったダディから。古川家って何?というところから、青森の食事情を踏まえながら、一品一品を紹介しました。
みなさん、とても興味深く聴いてくださって、緊張しながらも何とか役目を果たせました。ダディが「本職はプログラマーです」というと、2日間とも驚きのどよめきが。
古川家がさらに謎めいた存在に見えたかもしれません(笑)
2日間の料理の一部を写真で紹介。他には、「かぼちゃ&じゃがいも チーズ焼き」「かぼちゃポタージュ」と体の温まるメニューも用意しました。
雨降って地固まる
天気が良ければりんご畑でキャンプ・・・というのが理想でしたが、雨が降ったおかげで人の距離が近いぶん、色々とお話が盛り上がりました。
関東圏のお客様が中心でしたが、東北には青森を含めて何回もいらしている方も。弘前は初!ということでしたが、おしゃれ満載の街並みだと喜んでおられました。
桜の時期おすすめですと花筏の写真を見せたところ、「また来ます!」と嬉しい声をいただきました。青森、りんごだけじゃないですからね。見どころがありすぎて、地元民なのに把握しきれておりません。
ガイドブックがわりに弘前のローカル雑誌「TEKUx2」がkimoriから提供されました。ダディが、実はTEKUx2編集部の代表でもありますと伝えたところで会場から2回目のどよめきが(笑)
紅葉目当て、ということだったのですがタイミングがちょっと早いので、秋の見どころや紅葉でなくとも綺麗なところ、おすすめのカフェ情報などをお伝えしました。
翌日はそれぞれが宿泊地周辺を散策されるそうなので、弘前に宿泊される方は土手ブラからの弘前城コースということで、立ち寄りポイントをスマホで見せながら・・・便利。こういった交流も旅の良さですよね。
2回目は快晴のグランピング
雲ひとつない秋晴れの2回目。前回の方々は翌日も楽しめただろうか・・・などと思い返しながら2日目のセッティングを着々と。
会場に到着すると、kimori正面のりんご畑にはすでにキャンドルやハンモックがありました。これ写真で見た!などとお客様気分を味わってみたり。
薪ストーブに火を入れつつも、解放して外と行き来できる空間はやはり気持ちが良いですね。
寒くて会場内にみんな来てしまうかも?という心配をよそに、りんご畑でハンモックに揺られつつ優雅な時間を過ごされていました。
キャンプファイヤーも登場し、音楽も流れる中、シードル片手に地元料理を楽しむ。これぞkimori流のグランピング!という様子。
1回目と違って、人との距離が遠くなった分、とても緩やかな空気が流れていて心地よい空間になっていたと思います。
2回とも大人気のコールドプレス
デッキに置かれた採れたてのりんご、隣にはコールドプレス機。果汁を絞った生ジュースをその場でいただく贅沢仕様です。
コールドプレスというのは、材料に熱を加えないようにゆっくりと圧力をかけて搾ることだそうです。
この人力コールドプレスにみなさん大喜び。何より、採れたてのりんごを使った生ジュースには「甘い!」と喜びと驚きの声が。中でも甘さが際立つ「トキ」が人気でした。
通常は加熱して濃縮されてしまいますから、何も手を加えずとも美味しい生ジュースを自分で作れるというのは珍しい体験ですよね。
季節とともに暮らす喜び
今回、夕食のプロデュースということで関わることができましたが、改めて感じたのは季節の変化をダイレクトに感じられるって幸せ、でした。
旅に求めるのは非日常。地元民の日常も、外の人から見れば非日常。であれば、その土地でしか味わえない体験をしてみたい。しかもオシャレで、楽しくて、別世界のようなんだけど、いつもどおりの過ごし方の延長にある。
グランピングって、現代人の暮らしとリゾート旅のいいとこ取りみたいですね。青森は四季がはっきりしていますから、最低4回は楽しめるんじゃないでしょうか(笑)
りんご花見グランピング、なんてのもできるかもしれません。
古川家ごはんを食べていただけるのは大変嬉しいことですし、逆の立場で、訪れた土地の文化に触れて、料理研究へつなげたりしたいとも思いました。
参加された方々のお口に合い、楽しんでくださっていたのなら何よりですが、こちらも良い刺激をいただいて楽しかったです。運営のみなさんもお疲れ様でした。
そして、すばらしい機会をありがとうございました!