弘前市りんご公園内の「弘前シードル工房 kimori」さん(以下、kimori)が行ったグランピングのモニターツアーで夕食をプロデュースしました。
オープニングからのご縁
kimoriとは何かとご縁があり、オープニングレセプションや畑ヨガと言った企画で食事のプロデュースを何度かお手伝いしています。
今回は、グランピングという新企画に取り組むそうで、その夕食をということでお声がけいただきました。
グランピング?
グランピングとは、「グラマラス(英語でglamorous、魅力的・華やか、くだけてglam)」と「キャンピング(英語でcamping、キャンプ)」を掛け合わせた造語だそうです。
しかも最近の言葉ではなく、19〜20世紀初頭からあるというから驚きです。
当時のヨーロッパ貴族は、植民地に宮殿を建てるまでの間、普段の洗練された暮らしを保ったままテント生活を送るため、すさまじい数のトランクを船に積んで行ったそうです。
旅行で荷物を少なくできないとかではなく、宮殿暮らしを丸ごと持って行こうとしたんでしょうね。植民地は未開の地、かなり大掛かりだったのでは・・・
そんな様子が文化として残り、ヨーロッパ圏の作家やファッションデザイナー達が、旅行先などの自然豊かな土地で、同じような調子で時間を過ごしていたものが一般化したようです。
アウトドアと都会暮らしをミクスチャーしたような楽しみ方ですね。最近は、それをベランダで行う「ベランピング」という言葉も出てきているようです。男性情報誌からできた女性誌で仕掛けられた言葉みたいですね。
殺到する取材陣と市長登場
古川家はこれまで、家庭料理を延長としたアレンジも色々と手がけてきました。郷土色を出しつつも、現代人の食生活、台所事情でも食べられる、食べたくなるようにと心がけています。
今回の料理も、古川家定番から青森(津軽、弘前)定番の料理も含めて取り揃えてみました。
- 嶽きみと玉ねぎのグラタン
- フレッシュトマトとバジル 大鰐レトロポーク生ハム添え
- 鶏レバーペースト
- きゅうりと茗荷の箸休め
- 鳥ハム黒こしょう風味
- もちもちイガメンチ
- ネクタリンのフレッシュコンポート
取材陣がすごかったのですが、特にフォーカスしていたのは「嶽きみと玉ねぎのグラタン」「イガメンチ」でした。嶽きみはまさにこの地域、この時期の食材ですし、イガメンチも家庭料理の代表格です。
そこへ市長も登場しインタビューを受け、モニターツアーに参加された方々と懇談。注目されている取り組み、仕掛けなんだなと感じました。
本番はこれから!
10月8日と15日の2週に渡って、「りんごプチグランピング」が行われます。そこでのディナーのプロデュースも古川家が行うことになっています。
青森のりんご、弘前という街、りんご畑での食事、そう言った切り口を考えながら、参加者にご満足いただけるようなアイディアを盛り込んでいきたいと思います。
古川家にとっても、新しい取り組みはワクワクします!いつも通りながらも、新鮮さを取り入れて。自分たちも楽しもうと思います!